JV制度を理解して双方win-winになれると建設業界全体のレベルアップを図れる

共同企業型の形態として甲型と乙型の違いを知る

甲型を知ろう

甲型と乙型それぞれの共同体の名称は、使用する共同企業体協定書の区別に従っています。

甲型であれば、共同施工方式を意味しており、出資した資金や機械、人員をそれぞれが捻出を行い、一体となって工事を進める制度です。たとえ1つの企業が多めに捻出をして、その他の企業が少数であっても可能です。出資は資金や機材をはじめ財産的な価値すべてが対象となります。利益や損益の配分をする際は、出資割合に応じてします。1つの企業が多めであれば、そこが多く取り分を得られる仕組みです。

なお、甲型の契約をする場合は、概ね大型工事が対象となります。その分、資金や機械をはじめ資材の提供する場合は、それに見合うものが求められるでしょう。人材の配置も、専任で仕事を進められるケースが想定となります。


乙型を知ろう

各構成員で仕事をする際、内容を分配したうえで進めるケースが乙型となります。各構成員は、その分配された役割を責任持って進めるようになります。

例えば、水力発電施設を建設するとなれば、1つはダム、1つは導水路、1つは電気工事など各種役割に基づいた仕事をします。各種専門分野を活かしたうえで進められるのが大きな強みです。ただし、出来栄えが悪いなどのトラブルが起きた場合は、連帯責任を負う必要があります。JV制度を活用して、共に仕事をする企業を選ぶ場合でも、能力や方向性をはじめ細かな部分まで確認が必要です。

損益の計算をするなら、利益を上げた所がある一方、損をした所が混在するケースが起こりかねません。構成員間での調整義務もないので、できるだけ不公平感の出ないような企業選びや仕事の調整が欠かせません。


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